保育士と同じような職業として幼稚園教諭がありますが、これらにはどういった違いがあるのでしょうか。保育士は保育園で仕事をしますが、保育園は幼児の生活が中心となっているのです。そして、0歳から小学校入学前までの子どもが通っており、食事や着替えなど日常生活の補助や生活習慣を身につけるサポートが仕事の中心となっています。
しかし、幼稚園の場合は教育が中心となっています。文部科学省が定めた幼稚園教育要領に基づいたカリキュラムで教育を行っており、そのほかに音楽や芸術、スポーツなどの教育も行われているのです。そのため、保育士は保護者の代わりとして働いていますが、幼稚園教諭の場合は先生として働いています。どちらも同じようなイメージがありますが、こういった明確な違いがあるのです。そして、近年は認定こども園も登場していますが、これは保育園と幼稚園の中間のような園です。
保育士や幼稚園教諭を目指す方がいますが、どちらを選んで良いか分からないことも多いでしょう。そのため、現在は保育士資格と幼稚園教諭資格の両方が取得出来る学校も多いのです。どちらの道に進んで良いか迷っているのであれば、そういった学校で両方の資格を取得すると良いでしょう。